スカウトしたい候補者が枯渇してしまった!?スカウト代行会社が枯渇した場合の対策をご紹介!
ダイレクトリクルーティングで何度スカウトをしても返信がもらえず、どんどん候補者が減って枯渇してしまったという採用担当の方もいるのではないでしょうか。
スカウトが枯渇してしまったときの対策として代表的なものは以下の3つです。
- スカウトメールを再送(リマインド)する
- 利用するダイレクトリクルーティング媒体を増やす
- スカウトを送るターゲット層を変える
今回はスカウトメール再送を中心に解説していきます。
1.スカウトメールを再送(リマインド)する
一度スカウトメールを送信して採用に至らなかったとしても諦めるのは早いです。
1通目のスカウトメールを受け取ったときはタイミングが悪かった、2通目で企業への興味が沸いた、3通目で企業の熱意が伝わったなど理由は様々ですが、スカウトメールを再送、再再送して採用に至ったケースは意外と多いです。
スカウトメールを再送するにはいくつかの注意点やポイントがあるので解説していきます。
1-1.再送メール送信時の注意点
- リマインド要件を確認
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利用しているダイレクトリクルーティング媒体によってはリマインドができないものもあります。
リマインドするにも貴重なスカウト通数を消化する媒体もあるので、リマインドする候補者の優先順位をつけましょう。
- 再送である旨を伝える
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件名や本文に必ず再送である旨を書きましょう。
再送するほど候補者に興味があるのに、再送である旨を記載していないと「以前にもスカウトを送ったことを忘れたのかな?」と企業の信用度が下がりかねません。
また、ダイレクトリクルーティングを利用している方は忙しい人も多いので、「再送失礼します。どうしても諦めきれないのでご連絡いたしました」と何度も手を煩わしていることに対してお詫びの気持ちを書いた方が印象が良いでしょう。
- 使い回しの文章は使用しない
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1通目のスカウトメールや他の候補者へのスカウトメールを引用して文章を作成することもあるかと思います。
できれば一から作成する方が間違いが少なくて済むのでおすすめなのですが、どうしても引用する場合は誤字・脱字に十分注意してください。
特に候補者の名前、リンクURLは間違えると候補者の応募意欲が著しく下がってしまうので気を付けましょう。
1-2.対象者別文面作成ポイント
リマインドメールは1通目のスカウトメールと同じ内容だと反応が得られないことは明白でしょう。
では、どのような内容が効果的なのでしょうか?
候補者によって文面は変わってくるのですが、1通目のスカウトメールを開封したかどうか、返信があったかどうか、面接を行ったかどうかである程度アピールするべき内容をパターン分けできます。
順番にみていきましょう。
1通目のスカウトメール未開封
前述したように1通目のスカウトメールを開封していない候補者にはスカウトメールを再送できないサービスもあります。
送信できたとしても1通ごとに料金が発生するので、貴重なスカウト通数を消化してまで送るべき相手かどうかまずは吟味することから始めます。
しばらくログインしていないノンアクティブユーザーや転職意欲が高くないユーザーは避けたほうがいいでしょう。
また、同じ件名だと開封してもらえない可能性が高いので、件名に入れる訴求ポイントを変えてみてください。
1通目の件名を会社の業務内容ややりがいにしたのなら、希望の働き方にマッチしている点をアピールしてみるなどが効果的です。
開封済み・返信なし
1通目のスカウトメールを開封したものの、返信に至らなかった理由としては、訴求ポイントが弱い、労働条件が希望とは違うなどが考えられます。
1通目と違う切り口からの訴求ポイントを書くのが理想ですが、思いつかない場合は、自社のアピールを控え、候補者の優れているところを褒めるのも有効です。
以下の例文のように候補者の経験をどういう環境で生かせるのか具体的にアピールするのもいいでしょう。
<例文>
再度のご連絡となり、申し訳ございません。
どうしてもA様を諦めきれずご連絡してしまいました。
30人規模のプロジェクトのリーダーをご経験されたA様はまさに当社が求めている人材です。
というのも当社でも同程度のプロジェクトを立ち上げる計画があり、A様のスケジュール管理能力と高いコミュニケーション能力をぜひ当社で生かしていただきたいと考えているからです。
また、ダイレクトリクルーティングの媒体によっては希望条件が明記しているものもあります。その希望条件にマッチしているのであれば、その点をアピールするのもおすすめです。
<例文>
何度もご連絡してしまい、申し訳ありません。
どうしてもA様のことが諦めきれませんでした。
A様はフルリモートでの働き方をご希望とのことですが、当社ではフルリモートがスタンダードになっており、出社するには許可がいるぐらい体制が整っています。
A様が求めている労働環境をご提供できるかと思いますので、1度お話を聞いていただけないでしょうか。
件名にも1通目とは違う内容であることを明記すると開封してもらいやすくなります。
1返信あり・辞退
スカウトメールに返信はあったものの、後の採用過程で辞退されてしまった方には以下のタイミングでスカウトメールを再送してみましょう。
- 違うポジションでの求人が出た
- 辞退された要因が解消した
以前のやり取りから候補者の希望や人柄を分析すれば効果的なリマインドメールも作成しやすいかと思います。
一度は自社に興味を持ってくれた相手ですので、リマインドメールが響く可能性も高いでしょう。
<例文>
ご無沙汰しております。以前XXXのポジションの件でお話させて頂いた企業名の〇〇です。
転職活動のほうは、その後いかがでしょうか?
この度、A様がご興味があると仰っていたYYYのプロジェクトを立ち上げることになり、リーダーを募集しています。
A様のスキルや経験を生かせるポジションだと思いますので、ぜひ詳しい話をする機会をいただけないでしょうか。
- スカウトメールは何通まで再送するべきか
-
同じ候補者にあまりにも繰り返し送信すると、迷惑メールのように思われ企業イメージが下がりかねません。新しいポジションの募集や新しいアピールポイントが増えたのではない限り、再送、再再送までがいいでしょう。
再再送のスカウトメールでは「代表取締役がぜひあなたと話したいと申しています」など、会社全体があなたに興味があるのだとアピールしてみるのも有効です。
2.利用するダイレクトリクルーティング媒体を増やす
再送する候補者も枯渇してしまったら思い切って利用するダイレクトリクルーティングの媒体を増やしてみましょう。
”変える”のではなく”増やす”のがポイントです。
なぜかダイレクトリクルーティングは数ある媒体の中から自社に合ったものを1つ選んで運用していくという方針をとる企業が多いのですが、利用する媒体を増やせば増やすほど出会える候補者の数は増えます。
契約するサービスを増やすとその分費用はかかってしまいますが、転職市場になかなか現れない候補者と出会うには複数の手法を併用していかないと厳しい時代になっています。
転職意欲が比較的高い人たちが登録しているダイレクトリクルーティングを利用している場合は転職意欲が低い、または全くない人もスカウトできるサービスを利用してみると新たな出会いがあるかもしれません。
以下にいくつかのサービスを書いておきますので、興味のある方は検索してみてください。
- ①LinkdIn(リンクトイン)
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リンクトインはアメリカで誕生したビジネスに特化したSNSです。
全世界でのユーザーは7億人を超えており、日本では約200万人が利用しています。
企業がアカウントを作成することもでき、気になるユーザーにはダイレクトメッセージを送ってスカウトできます。
転職活動を目的としたサービスではないため、転職意欲が高くない・全くないというユーザーも多くいます。今まで利用してきたダイレクトリクルーティングでは見つけられなかった層に出会えるでしょう。
- ②Eight Career Design(エイトキャリアデザイン)
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Eight Career DesignはSansan株式会社が運営しているダイレクトリクルーティングとなっており、利用者は300万人以上います。
最大の特徴は、同社が運営している名刺交換アプリEightと連動しておりEight自体は名刺交換した相手の情報管理を目的としたアプリですが、気になるユーザーにダイレクトメッセージを送ってスカウトすることもできます。
そのため、他の転職サイトには登録していないようなユーザーに対してもアプローチすることが可能となっており、いわゆる潜在的転職者層(転職意欲はあるが積極的に転職活動をしていない、もしくはまったく転職意欲がない層)に対して働きかけることが可能となっています。
ユーザーは転職意欲度を登録でき、気になるユーザーの転職意欲が上がったときは企業に通知がいく、自社社員と繋がっている人には無償でスカウトができるといった採用担当にとって嬉しい機能も付いています。
3.スカウトするターゲット層を変える
スカウトする候補者が枯渇してしまったときは候補者の幅を広げてみるものいいでしょう。
ダイレクトリクルーティング運用で陥りやすい失敗の1つが、優秀すぎる人材にばかりスカウトメールを送信して採用に繋がらないというものです。
ダイレクトリクルーティングには優秀な人材が多く存在しており、ついつい採用したくなるのですが、優秀な人材は他社からもたくさんのスカウトメールを受け取っています。
たくさんのスカウトメールから自社を選んでもらうにはよほどの魅力がないと太刀打ちできません。
今までスカウトメールを送ってこなかったターゲット層にも自社で活躍できる人材が眠っているかもしれません。
現在のスキルや経験だけでなく、成長性にも注目してください。
ターゲットは高望みしすぎず、社内にいる優秀な社員が入社当時にどうだったかを思い出しながらペルソナを設定し、自社に見合った層をスカウトしていきましょう。
4.ダイレクトリクルーティング運用はスカウト代行がおすすめ
スカウトが枯渇したときの対策をご紹介してきましたが、どの対策も自社が求職者からどう見えているのか、自社に入社してくれるのはどういう人材なのかが見えていないと成果を上げるのは難しいでしょう。
社員による自社分析はどうしても先入観がはたらいてしまうので、事実が見えづらいからです。
そんなときはスカウト代行を利用してみましょう。
スカウト代行というとスカウトメールを自社の代わりにどんどん送信するというイメージがありますが、業者によっては自社分析・他社分析を行ってから効果的なスカウトメールを作成・送信してくれるところもあります。
採用コンサルタントが在籍しているプロ人事のスカウト代行サービスは、自社分析・他社分析を徹底的に行い、採用につながる効果的なスカウトを行います。
ダイレクトリクルーティング運用に課題を感じている採用担当の方は、ぜひご相談ください!
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