返信率が高いと応募率が高くなるのか?応募率を上げるコツをスカウト代行会社が解説!
ダイレクトリクルーティングに関して、「スカウトメールの返信率」や「スカウトメールの作成ポイント」などスカウトメールに着目しているという方も多いかと思います。
確かに、ダイレクトリクルーティングは「企業が直接アプローチすることができる」という強みである以上、スカウトメールの作成に力を入れるということが前提となってきます。
しかし、返信率の高さ=応募率の高さに直結するとはいいきれません。特にダイレクトリクルーティングのフローに関して、選考要素を含まない面談を入れている場合、スカウトメールの返信=応募ということにならないので、この点について注意をする必要があります。
そこで、今回の記事ではダイレクトリクルーティングの応募率の上げ方についてスカウト代行会社が解説致します。
1:返信率は応募率に直結するのか?
ダイレクトリクルーティングについてグーグル等の検索エンジンで検索をすると【スカウトメール】【返信率】に関する記事が数多く作成されていることがわかります。
もちろん、ダイレクトリクルーティングの強みは企業が欲しい人材に対して直接アプローチすることができる点であり、このアプローチの手段となるのが【スカウトメール】となりますので、返信率の高さや返信率を高めるための作成のポイント等が重要なポイントにはなってきます。
しかし、返信率=応募率となるというわけではないということに留意をしておかなければなりません。特に、ダイレクトリクルーティングのフローで、スカウトメールの返信の後に、選考要素を含まない面談の実施を組み込んでいる場合、返信=応募とならないので、返信=応募となりません。
となると、ダイレクトリクルーティングのフローとして面談を入れずに選考過程に入るように構築し、そのまま返信が応募となるようにすればよいのではないかと思われるかもしれません。
ただし、この場合のデメリットとして、すぐに転職をするという意思のない、しっかりと吟味をしたいという候補者にとっては返信を躊躇してしまい返信率は下がることになります。特に優秀な人材は、慎重に会社を選びたいという者が多いため、優秀な人材の獲得を狙っている企業は面談なしで選考過程に進むフローはあまりオススメできません。
では、ダイレクトリクルーティングのフローについて面談を実施することを前提とした場合に、返信率=応募率とならないのかについて検討をしていきます。
人気人材は他の企業からスカウトメールを送られていることが前提となります。また、ダイレクトリクルーティングの候補者のなかでも特に優秀な人材は、現在勤めている企業よりも良い企業であれば転職したいと考える傾向があるため、転職先を即決することはありません。
そのため、スカウトメールに対して返信があったとしても、他の企業に対しても返信をしている可能性が高いため、返信があったからといって確実に応募まで至るとはいえません。
ですので、スカウトメールの返信率=応募率となるわけではないのです。
とはいえ、スカウトメールの作成をおろそかにして良いというわけではなく、返信があったということは多かれ少なかれ、返信した企業に対して候補者は興味を持っており、転職意思があることに変わりはありません。
むしろ時間・労力をかけて作成したものを無駄にしないために、そのほかの工程も工夫していく必要があります。
2:ダイレクトリクルーティングのフローからみる応募率を上げる工夫
スカウトメールでの労力・時間を無駄にしないために、特にスカウトメールの作成以降のフローにおけるポイントを解説していきます。
2-1:基本フローの確認
ポイントの解説の前に、まずダイレクトリクルーティングがどのようなフローで行われるのかについておさえておきましょう。
ダイレクトリクルーティングの運用に関して専用の採用フロー策定ないしは、既存のフローを利用するか等の基本的な方針決めや、媒体を選定し契約をしていきます。
登録者の中からスカウトメールを送る候補者を選定していきます。
候補者がプロフィールやアピール欄に記載された情報を元にスカウトメールを作成していきます。
スカウトメールを送った候補者から返信があった場合、その後の面談の日程調整をしていきます。
各会社のフローにより異なりますが、基本的にスカウトメールの返信があった後は、選考要素のないカジュアル面談を実施していきます。
面談を実施した後、候補者から応募を受け付けてその後選考過程に進んでいきます。
2-2:フロー毎に解説
本記事では。応募率を上げるポイントについて、本記事ではスカウトメール以降のフローについて解説をいたします。
スカウトメールの作成については、別の記事(下記URL)で紹介をしておりますので、興味のある方はぜひ御覧ください。
返信対応
スカウトメールの返信があった後は、その後の面談の日程調整を実施していきますが、ここで気をつけなければならないのが、【日程の調整はスムーズにかつ短期間】で行う必要があるという点です。
上述したように、人気人材は他の企業からもスカウトメールが送られており、候補者は複数のメールに対して返信をしていることを前提に動く必要があります。
そのため、その後の面談の日程調整が遅く実施日までの期間が空いてしまうと、その間に他の企業との間で応募や選考が進んでしまい、結果として欲しい人材が獲得されてしまう可能性が高くなってしまいます。
では、日程調整をスムーズにかつ短期間で行うためにはどのように対応をしていくべきか。
まず、日程調整についてスムーズに行うために日程調整ツールを導入するようにしましょう。
「下記の日程から選択をご都合の良い日時を選んでいただき…」「希望の日時について第三希望まで…」といったようにう従来メールの文面で完結させるというのが主流となっていました。
しかし、この方法は、面接担当と連絡担当と異なる場合には、面接担当者の都合や他の候補者との面談日程との調整等がダブルブッキングしないように調整しなければならず非常に手間がかかることになります。
候補者にとってもこの方法は手間がかかることになるため、返信を後回しにしてしまったり、結果として返信を忘れたままにしてしまうということもあります。
こういった手間を省くために日程調整ツールの導入をオススメしております。日程調整ツールでは、担当者が都合の良い日程を入力し、候補者はその中から選択をするだけですので、候補者側にとっても手間がかからずに済む上に、面談の日程が決まればツールが自動で処理をするためダブルブッキングを防止することができます。
また面談日程に関して近い日程で多く確保するようにするというのが必要となってきます。というのも、面談の実施日まで期間が空いてしまうと、その分だけ他の企業に先手を取られることになりますので、できる限り近い日程で実施ができるように日程を確保をできるようにしておく必要があります。
しかし、面談担当者も他の業務も兼務しているため、面談の日程の数が限られてきます。そこで、面談の担当者の数をできるだけ多く確保できればある程度カバーをすることができます。
とはいえ、面談の担当者の数も余裕がないというケースも少なくありません。そのような場合にオススメしているのが、面談代行サービスとなります。面談代行サービスについては、次の章で紹介いたしますので、ここでは割愛をさせていただきます。
カジュアル面談の実施
応募に至るまでのフローとしては最後のアピールの場となるので、このフローも重要度が増すことになります。
カジュアル面談は選考要素のない面談となっていますので、特に中途採用にとっては、新卒採用における説明会の役割を担うことになります。
スカウトメールでも自社の魅力を伝えるのですが、やはり実際にコミュニケーションを取ることで、構築される信頼関係もあるためおろそかにすることはできません。
上述したように特に人気人材はまだどの会社に転職をするか決めかねている状態の人が多いため、「とりあえず話を聞いてみる」というスタンスであることが多いため自社の魅力等をアピールする場であると同時に、ミスマッチを防止するという意味では、メリットばかりではなくデメリットもうまく伝える必要があります。
カジュアル面談では、基本的に候補者が自社に対して気になっていることや疑問について応える場となってきますので、予め候補者が疑問に思うことについての答えを用意をしておくようにしておくと良いでしょう。
また、カジュアル面談を実施する上で、候補者に対して志望動機や転職動機を直球で聞かないように意識をしておく必要があります。
というのも、ダイレクトリクルーティングは転職意欲が低い者から高い者まで様々ですし、特に前者に対して直球で聞いてしまうと逆に臆することになってしまいます。また、カジュアル面談は選考要素がないということが前提になっていますので、気軽に実施することを期待して候補者も参加していることが考えられますので、候補者側で動機について考えていないということも往々にしてあります。ですので萎縮させないようにするために、それとなく聞き出すくらいに留めるようにしましょう。
このように、ダイレクトリクルーティングについては、スカウトメールだけでなく、それ以降のフローについても注意をしなければならない点や、工夫すべき点等、様々なノウハウが必要となってきます。
また、マンパワーがギリギリの企業にとってはここまで労力・時間をかけるのが難しいというところもあるかと思います。
そのような企業にオススメしているのが、スカウト代行サービスや面談代行サービスです。これらの代行サービスについて次の章で紹介をしたいと思います。
3:代行サービス
採用支援の会社であるプロ人事では、スカウト代行サービスだけでなく、採用に関する業務の代行サービスを実施しております。ここでは、ダイレクトリクルーティングの応募率を上げるコツとして紹介したものに関わるサービスを2つ紹介。
3-1:スカウト代行サービス
スカウト代行サービスはダイレクトリクルーティングの運用を代行するサービスとなっています。
プロ人事のスカウト代行サービスでは、スカウトメールの作成はもちろんのことダイレクトリクルーティングの基本的な運用方針の策定〜面談日程調整までサービスの内容に含まれております。
また、採用のコンサルティングが並走する形で運用の代行を実施致しますので、企業様の採用目標を達成するためにダイレクトリクルーティングの運用に関してこちらから積極的にご提案をさせていただきますので、ダイレクトリクルーティングを初めて利用する方も安心してご利用していただくことができます。
また、スカウト代行サービスでは、企業様のダイレクトリクルーティングの運用のペースに合わせることが可能であり、採用期間が経過しダイレクトリクルーティングの運用を一時的に中断/停止する場合はサービスの方も同様に利用を中断/停止することが可能となっております。
また、プロ人事はダイレクトリクルーティングに関する運用に関する記録等を会社に帰属する形をとっておりますので利用を再開する場合もスムーズに行えるようになっており、必要な時に必要な分だけ利用することが可能となっております。
3-2:面談代行サービス
こちらのサービスでは、ダイレクトリクルーティングで実施する面談の代行サービスとなっています。
上述でも紹介したように、他の企業に先手を取られないようにするには、なるべく早いタイミングで面談を実施する必要があります。
そのため、できるだけ面談の日程を確保する必要があり、面談担当者の数を増やすことができればよいのですが、その数には限界があります。
そこで、面談を外部に委託することで、充分な日程を確保することができます。
また、プロ人事は採用に特化した会社となっておりますのでカジュアル面談の実施に関するノウハウを有しておりますので、カジュアル面談の実施についてお困りの方も利用をオススメできるサービスとなっています。
またスカウト代行サービスと併用していただくことで、スカウトメールを送った候補者の情報を把握している他に、どのようなスカウトメールを送ったのかを踏まえた上で、実施することができますので候補者との間での齟齬(メールで送った事と面談で伝えられた事との齟齬)を防止することができます。
4:まとめ
今回は、応募率の上げ方についてご紹介をさせていただきました。
スカウトメールの返信率に注目をしがちですが、返信があったからといって確実に応募まで至るということはありません。返信率が高いのに応募率が低いという場合は、その後のフローについて見直す必要があります。
とはいえ、スカウトメールだけでもかなり時間・労力がかかることになるため、対応したくでもできないというケースもあります。
そのような場合は、スカウト代行サービスの利用をもちろんのこと、面談の代行サービス等、採用業務に関する代行サービスの利用を検討をオススメしております。
プロ人事のスカウト代行サービスや面談代行サービスの利用を検討している方や興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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